“虚空蔵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こくうぞう57.1%
こくぞう28.6%
こくうざう7.1%
コクウザウ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとよりこの事は右の諸作に限った特徴ではない。推古式彫像の中でも法輪寺虚空蔵こくうぞうや広隆寺弥勒やその他小さい金銅像こんどうぞうにおいては目は非常に大きい。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そこは広瀬川の南岸で、うしろには丘陵が重なっており、その裾にそって、長徳寺、大満寺、虚空蔵こくぞうなどの寺があり、もっと先には誓願寺があった。
とも二人三人召連めしつ春風はるかぜとほがけのうまり、たふのあたりにいたり、岩窟堂がんくつだう虚空蔵こくうざうにてさけをのむ——とある。古武士こぶしがけの風情ふぜいきようあり。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
山崎ニハ虚空蔵コクウザウマシマス。ク尋ネ訊カセラレテ、ソノ日ハ田中ノ城ニ御泊オントマリ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)