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虚空蔵
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こくうぞう
ふりがな文庫
“
虚空蔵
(
こくうぞう
)” の例文
もとよりこの事は右の諸作に限った特徴ではない。推古式彫像の中でも法輪寺
虚空蔵
(
こくうぞう
)
や広隆寺弥勒やその他小さい
金銅像
(
こんどうぞう
)
においては目は非常に大きい。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
安芸
(
あき
)
の
福成寺
(
ふくしょうじ
)
の
虚空蔵
(
こくうぞう
)
の御像には、附近の農民が常に麦の粉や、米の粉を持って来て供えました。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「行宮の下の岩壁には、年月もわからぬほど古い
弥勒
(
みろく
)
、
虚空蔵
(
こくうぞう
)
の二菩薩が彫ってある」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
が、お亀様は人が悪い、中は
磐梯山
(
ばんだいさん
)
の峰の煙か、
虚空蔵
(
こくうぞう
)
の
人魂
(
ひとだま
)
ではないかい。
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夫婦の
虚空蔵
(
こくうぞう
)
いなか、の、じけん
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
これは
虚空蔵
(
こくうぞう
)
と呼ぶのが正しいのかも知れぬが、伝に従ってわれわれは観音として感ずる。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
大日・不動・
虚空蔵
(
こくうぞう
)
の三尊だと答えると、それは幸いのことだ、自分の念ずるのも日月星、今より三光穴と名づくべしといって、すなわち岩窟に入って
鉄鏁
(
てっさ
)
をもって上下した。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
仏眼金輪
(
ぶつげんこんりん
)
五壇ノ法とか、一
字
(
じ
)
五
反
(
はん
)
孔雀経
(
くじゃくきょう
)
とか、七
仏
(
ぶつ
)
薬師熾盛光
(
やくししきせいこう
)
、五大
虚空蔵
(
こくうぞう
)
、六観音、八字文殊、金剛童子ノ法などという、およそ聞くだに凄まじい
咒法
(
じゅほう
)
ばかりで、読経の声はシワ
嗄
(
が
)
れ
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ここの
弥勒菩薩
(
みろくぼさつ
)
と、
虚空蔵
(
こくうぞう
)
菩薩が、みかどの夢枕に立たれた」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“虚空蔵(
虚空蔵菩薩
)”の解説
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)(梵名アーカーシャガルバ(sa: आकाशगर्भ [Ākāśagarbha])、またはガガナガンジャ(sa: गगनगञ्ज、[gaganagañja]))は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊。「明けの明星」は虚空蔵菩薩の化身・象徴とされ、明星天子、大明星天王とも呼ばれる。また、知恵の菩薩として、人々に知恵を授けるともいわれている。
(出典:Wikipedia)
虚
常用漢字
中学
部首:⾌
11画
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
“虚空蔵”で始まる語句
虚空蔵菩薩
虚空蔵様