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『烏瓜の花と蛾』
ふりがな文庫
『
烏瓜の花と蛾
(
からすうりのはなとが
)
』
今年は庭の烏瓜がずいぶん勢いよく繁殖した。中庭の四ツ目垣の薔薇にからみ、それから更に蔓を延ばして手近なさんごの樹を侵略し、いつの間にかとうとう樹冠の全部を占領した。それでも飽き足らずに今度は垣の反対側の楓樹までも触手をのばしてわたりを付けた …
著者
寺田寅彦
ジャンル
自然科学 > 動物学 > 昆虫類
初出
「中央公論」1932(昭和7)年10月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約29分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
忙
(
せ
)
灯
(
とも
)
妖精
(
フェアリー
)
宛
(
あて
)
楓樹
(
かえでのき
)
苔
(
ごけ
)
莟
(
つぼ
)
旋風
(
つむじかぜ
)
徒
(
いたずら
)
度
(
たび
)
真紅
(
しんく
)
光
(
ひか
)
六
(
むつ
)
鳶
(
とんび
)
真如
(
しんにょ
)
穀象
(
こくぞう
)
麩
(
ふ
)
脆弱
(
ぜいじゃく
)
老若
(
ろうにゃく
)
耀
(
かがや
)
羨
(
うらや
)
羚羊
(
かもしか
)
真言
(
しんごん
)
矢鱈
(
やたら
)
礫
(
つぶて
)
紺碧
(
こんぺき
)
箔
(
はく
)
螺旋
(
らせん
)
二八
(
にはち
)
鴉
(
からす
)
骸骨
(
がいこつ
)
驟雨
(
しゅうう
)
餌
(
えさ
)
重錘
(
おもり
)
豌豆
(
えんどう
)
謙遜
(
けんそん
)
芙蓉
(
ふよう
)
蝉
(
せみ
)
蜻蛉
(
とんぼ
)
蜘蛛
(
くも
)
蛾
(
が
)
蚊帳
(
かや
)
薔薇
(
ばら
)
蔓
(
つる
)
四
(
よ
)
打
(
ぶ
)
心越
(
しんえつ
)
強
(
し
)
山鴫
(
やましぎ
)
山鳩
(
やまばと
)
宅
(
うち
)
夥
(
おびただ
)
団扇
(
うちわ
)
拳
(
こぶし
)
囁
(
ささや
)
叶
(
かな
)
可笑
(
おか
)
叫喚
(
きょうかん
)
千切
(
ちぎ
)
会釈
(
えしゃく
)
些細
(
ささい
)
桁数
(
けたすう
)
燕
(
つばめ
)
燐光
(
りんこう
)
烏瓜
(
からすうり
)
烏合
(
うごう
)
浅墓
(
あさはか
)
油揚
(
あぶらげ
)
毀
(
こわ
)
樫鳥
(
かしどり
)
目垣
(
めがき
)
果敢
(
はか
)
暮方
(
くれがた
)
散々
(
さんざん
)
攫
(
さら
)
攪乱
(
かくらん
)
握
(
にぎ
)
揚句
(
あげく
)