“箔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はく96.6%
2.2%
すだれ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小菊がとこに挿してある。掛けたあの人の銀短冊のはくの黒くなつたのが自身の上に来た凋落と同じ悲しいものと思つて鏡子は眺めて居た。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
数十間の楼台ろうだいを築き、さらに巍々ぎぎたる層々の五重が設計されてあり、総塗そうぬめ、大矢狭間おおやざまを開き、頂上の瓦は、悉く消金けしきんをもってるとある。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みどりすだれを銀のかぎでかけた所に美しい女がいた。それが王妃であった。陳を伴れて往った女は
西湖主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)