“巍々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎぎ77.3%
ぎゝ18.2%
ぎゞ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たといその楼閣は巍々ぎぎたるも、その宮室は美麗なるも、余が眼をもってこれを見れば人の家にあらず、畜類の小屋と言わざるを得ず。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
越後の西北は大洋おほうみたいして高山かうざんなし。東南は連山れんざん巍々ぎゝとして越中上信奥羽の五か国にまたがり、重岳ちようがく高嶺かうれいかたならべて十里をなすゆゑ大小のけものはなはだおほし。
岩石のはざまよりは、青き迷迭香まんねんらふ(ロスマリヌス)、赤き紫羅欄花あらせいとうなどのぼりたるが、そのいたゞきにはチウダレイクスが廢城の殘壁ありて、猶巍々ぎゞとして雲をしのげり。