“ぎぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巍々85.0%
擬議10.0%
疑義5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初めて眼前に立ち聳えて居る巍々ぎぎたる諸山岳に對して言ふ樣なき親しさを覺ゆることは誰しもが經驗してゐる事であらうとおもふ。
その長州侯に向って「今日早く志を皇室に帰して、屹然きつぜん皇室の依頼となること、智者にりて何の擬議ぎぎかこれあらん」といい、かつまた長州侯にすすめて「兵庫海防を辞すべし」といい
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
蜀帝の力ある玉音は群臣のうえにこうせんした。朝に侍す百官は粛として咳声がいせいもない。綸言りんげんあに疑義ぎぎあらんやと人はみな耀かがやく目を以て答え、血のさしのぼる面をもって決意をあらわしていた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)