“綸言”の読み方と例文
読み方割合
りんげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、さいごの綸言りんげんを残され、そして左の御手に、法華経ノ第五巻を持ち、右の御手には御剣ぎょけんを抱いて、おかくれになったとしている。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ああ、ことによったら、『すべてが許されてる』かもしれないよ。綸言りんげん汗のごとしさ、それにミーチカのこじつけもなかなかうまいぞ」
申し継ける間、綸言りんげん朝に変じ夕に改まり、諸人の浮沈掌を返すが如し。