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綸旨
ふりがな文庫
“綸旨”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
りんじ
73.1%
りんし
26.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りんじ
(逆引き)
そしてまさか、
前執権
(
ぜんしっけん
)
の
妹聟
(
いもとむこ
)
の高氏のふところにも、後醍醐の
綸旨
(
りんじ
)
がかくされていたなどとは、疑ってみる者すらもなかったのだ。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
撰者は宗良親王、弘和元年十二月三日長慶天皇の
叡覧
(
えいらん
)
にそなえた。全部二十巻。叡覧に供える前、弘和元年十月、勅撰集に擬せられる旨の
綸旨
(
りんじ
)
を賜わった。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
綸旨(りんじ)の例文をもっと
(19作品)
見る
りんし
(逆引き)
勅使の一行が通ってきた北国の
駅路
(
うまやじ
)
には、
綸旨
(
りんし
)
下向
(
げこう
)
のうわさが、当然、人々の耳目からひろがった。そして、念仏門の
栄
(
さか
)
えが
謳歌
(
おうか
)
された。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其上、朝令暮改、
綸旨
(
りんし
)
は
掌
(
たなごころ
)
を飜す有様である。今若し武家の
棟梁
(
とうりょう
)
たる可き者が現れたら、恨を含み、政道を
猜
(
そね
)
むの士は招かざるに応ずるであろう。
四条畷の戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
綸旨(りんし)の例文をもっと
(7作品)
見る
“綸旨”の意味
《名詞》
君主のお言葉の趣旨。
勅命により蔵人が作成した文書。
(出典:Wiktionary)
“綸旨”の解説
綸旨(りんじ)とは、蔵人所(くろうどどころ)が天皇の意を受けて発給する命令文書。
綸旨とは本来は「綸言の旨」の略であり、天皇の意そのものを指していたが、平安時代中期以後は天皇の口宣を元にして蔵人が作成・発給した公文書の要素を持った奉書を指すようになった。御綸旨(ごりんじ・ごりんし)とも呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
綸
漢検1級
部首:⽷
14画
旨
常用漢字
中学
部首:⽇
6画
“綸”で始まる語句
綸子
綸
綸言
綸巾
綸巻
綸巾鶴氅
綸命
綸鈎
綸子縮緬
検索の候補
御綸旨
偽綸旨
“綸旨”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
吉川英治
服部之総
中里介山
菊池寛
喜田貞吉
長谷川時雨