“りんじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
綸旨67.9%
臨時21.4%
鱗次7.1%
林児3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
撰者は宗良親王、弘和元年十二月三日長慶天皇の叡覧えいらんにそなえた。全部二十巻。叡覧に供える前、弘和元年十月、勅撰集に擬せられる旨の綸旨りんじを賜わった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
天下の政権武門にし、帝室ていしつれどもきがごとくなりしこと何百年、この時に当りて臨時りんじ処分しょぶんはかりたらば、公武合体こうぶがったい等種々の便利法もありしならんといえども
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ぐうせしことはなはだあつし小千谷をぢや北越ほくゑつ一市会いつしくわい商家しやうか鱗次りんじとして百物そなはらざることなし。うみる事わづかに七里ゆゑに魚類ぎよるゐとぼしからず。
その寝台の下にいる三人のうちの一人は、林児りんじという者で、それは老弥子びしで主人の機嫌を取っていた。一人は年のころが十二、三で、武が給事に使っている者であった。
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)