“臨時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんじ60.0%
ふじ10.0%
ふり10.0%
りうじ10.0%
テムポレエル10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞ地味ぢみ生活せいくわつをしなれた結果けつくわとして、らぬ家計くらしるとあきらめるくせいてゐるので、毎月まいげつきまつて這入はいるものゝほかには、臨時りんじ不意ふい工面くめんをしてまで
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
然程さるほど光陰くわういんの如く傳吉は四五年勤めしが四季の給金臨時ふじもらひもの等ちりつもり山となりて百廿兩程になりし故宿願しゆくぐわんすでに成就したりとしきりに古郷が懷敷なつかしく主人の機嫌を伺ひ越後へ歸り度旨を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
材木屋からしぼ臨時ふりのものを、呉服屋や貴金属屋や三味線屋などの払いに当て、貯金もしているらしかったが、どこか感触に冷たいところがあり、銀子がお札を勘定しているところをのぞいたりすると
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
臨時りうじのまつりことはてて
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
彼は是に於て臨時テムポレエル無理想の作用になれるものゝ如し。これを「ドラマ」といふ。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)