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臨時
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りんじ
ふりがな文庫
“
臨時
(
りんじ
)” の例文
たゞ
地味
(
ぢみ
)
な
生活
(
せいくわつ
)
をしなれた
結果
(
けつくわ
)
として、
足
(
た
)
らぬ
家計
(
くらし
)
を
足
(
た
)
ると
諦
(
あき
)
らめる
癖
(
くせ
)
が
付
(
つ
)
いてゐるので、
毎月
(
まいげつ
)
極
(
きま
)
つて
這入
(
はい
)
るものゝ
外
(
ほか
)
には、
臨時
(
りんじ
)
に
不意
(
ふい
)
の
工面
(
くめん
)
をしてまで
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
天下の政権武門に
帰
(
き
)
し、
帝室
(
ていしつ
)
は
有
(
あ
)
れども
無
(
な
)
きがごとくなりしこと何百年、この時に当りて
臨時
(
りんじ
)
の
処分
(
しょぶん
)
を
謀
(
はか
)
りたらば、
公武合体
(
こうぶがったい
)
等種々の便利法もありしならんといえども
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
臨時
(
りんじ
)
教師なのだ。かわりがあれば、いつやめさせられるかもしれないのだ。早苗は、気のどくさにしおれて、それを報告した。大石先生の目は、異様にかがやいたのである。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
かれらの学校は、まだ出来て
間
(
ま
)
がないために、
講堂
(
こうどう
)
の
設備
(
せつび
)
がなかった。だいじな
式
(
しき
)
や
学芸会
(
がくげいかい
)
のときには、二階の教室を三つぶちぬいて、
臨時
(
りんじ
)
に会場をつくることになっていた。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
聞けば
此
(
この
)
母親娘が
或
(
ある
)
お
屋敷
(
やしき
)
の
奥向
(
おくむき
)
に
奉公中
(
ほうこうちう
)
臨時
(
りんじ
)
の
頂戴物
(
てうだいもの
)
もある事なればと
不用分
(
ふようぶん
)
の給料を送りくれたる味の忘られず父親のお人よしなるに
附込
(
つけこ
)
みて
飽迄
(
あくまで
)
不法
(
ふはふ
)
を
陳
(
ちん
)
じたるものゝ
由
(
よし
)
に
候
(
そろ
)
。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
▼ もっと見る
〔譯〕
臨時
(
りんじ
)
の
信
(
しん
)
は、
功
(
こう
)
を平日に
累
(
かさ
)
ぬればなり。平日の信は、
効
(
こう
)
を臨時に
收
(
をさ
)
むべし。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
彼
(
かれ
)
は
書生
(
しよせい
)
として
京都
(
きやうと
)
にゐる
時分
(
じぶん
)
、
種々
(
しゆ/″\
)
の
口實
(
こうじつ
)
の
下
(
もと
)
に、
父
(
ちゝ
)
から
臨時
(
りんじ
)
隨意
(
ずゐい
)
に
多額
(
たがく
)
の
學資
(
がくし
)
を
請求
(
せいきう
)
して、
勝手
(
かつて
)
次第
(
しだい
)
に
消費
(
せうひ
)
した
昔
(
むかし
)
をよく
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
して、
今
(
いま
)
の
身分
(
みぶん
)
と
比較
(
ひかく
)
しつゝ、
頻
(
しき
)
りに
因果
(
いんぐわ
)
の
束縛
(
そくばく
)
を
恐
(
おそ
)
れた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
臨
常用漢字
小6
部首:⾂
18画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“臨時”で始まる語句
臨時雇
臨時運転特別車
臨時人夫
臨時政府
臨時緊急
臨時転向