“口實”のいろいろな読み方と例文
新字:口実
読み方割合
こうじつ75.0%
いひわけ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれこの手紙てがみ切手きつてつて、ポストにれなければならない口實こうじつもとめて、早速さつそくやまくだつた。さうして父母ふぼ未生みしやう以前いぜんと、御米およねと、安井やすゐに、おびやかされながら、むらなかをうろついてかへつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
また金絲雀かなりやふるごゑで、『おかへりよ、みンな!もう時分じぶんぢやないか!』と其子供等そのこどもらびました。種々いろ/\口實こうじつまうけて、みンのこらず立去たちさつたあとには、たツあいちやん一人ひとりになつてしまひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
乾枯ひからびた薔薇ばらなどを口實いひわけほどに取散とりちらして貧羸みすぼらしうかざった店附みせつき