“學資”の読み方と例文
新字:学資
読み方割合
がくし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついぞ學資がくし問題もんだいあたまおもうかべたことがなかつたため、叔母をば宣告せんこくけたときは、茫然ぼんやりして兎角とかく挨拶あいさつさへ出來できなかつたのだとふ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
小六ころくところによると、二三日前にちまへかれ上總かづさからかへつたばんかれ學資がくし此暮このくれかぎどくながらしてれないと叔母をばからまをわたされたのださうである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
すべてをいて手元てもとのこつた有金ありがねは、やく二千ゑんほどのものであつたが、宗助そうすけ其内そのうち幾分いくぶんを、小六ころく學資がくしとして、使つかはなければならないといた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)