“有金”の読み方と例文
読み方割合
ありがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二三百両の有金ありがねをやられた井筒屋にしては、その頃評判の御用聞、銭形の平次の顔を見るのは、全く救いの神のようなものだったのです。
奥様が亡くなった所から手がついて妾と成ったが今のお國で、源次郎と不義をはたらき、恩ある主人の飯島を斬殺きりころし、有金ありがね二百六十両に
残りの有金ありがねで昔のゆめを追っているうちに、時世じせいはぐんぐんかわり、廻り燈籠どうろうのように世の中は走った。人間自然淘汰とうたで佐兵衛さんも物故した。