“日前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にちまえ52.6%
にちまへ21.1%
ヒノクマ15.8%
かまへ5.3%
にちぜん5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こちらは、毎日まいにちちらちらとゆきっている。二、三日前にちまえ田圃たんぼにたくさんのはまねこがりていた。おそらくうみれて、さかなれないからであろう。
風雨の晩の小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
宗助そうすけは五六日前にちまへ伊藤公いとうこう暗殺あんさつ號外がうぐわいたとき、御米およねはたらいてゐる臺所だいどころて、「おい大變たいへんだ、伊藤いとうさんがころされた」とつて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
三社とは、浅草観音の本地たる熊野神明に、其眷属とも言ふべき三つの神が附属した事で、日前ヒノクマ神宮と関係のある、三体の神だつたのである。
そして、ふらふらしながらあるつづけてゐるうち現實的げんじつてき意識いしきほとんえて、へんにぼやけたあたまなか祖母そぼ友達ともだちかほうかあがつたり、三四日前かまへにKくわん活動寫眞くわつどうしやしん場面ばめんはしつたりした。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
……そのさんに、おなごりのおことづけまでまをしました。判然はつきりして、元気げんきです。医師いしおどろいてました。まるで絶食ぜつしよくて、よく、こんなにと、りやう日前にちぜんから、はれましてな。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)