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咳声
ふりがな文庫
“咳声”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しわぶき
76.0%
せき
12.0%
がいせい
4.0%
しはぶき
4.0%
しわぶ
4.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しわぶき
(逆引き)
そう二つの部屋をつないでいる横の長い棟の——
先刻
(
さっき
)
から
寂
(
しん
)
と閉めきっている窓障子の一室には、四男の右門が
咳声
(
しわぶき
)
もしていなかった。
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
咳声(しわぶき)の例文をもっと
(19作品)
見る
せき
(逆引き)
平常は病を
宥
(
いた
)
わられて、季節変り、朝夕の寒暑にも、立ちどころに
咳声
(
せき
)
を増し、よく熱など出す弱体が、この炎暑に、粗食をつづけ、兵や軍馬と共に歩み
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
咳声(せき)の例文をもっと
(3作品)
見る
がいせい
(逆引き)
蜀帝の力ある玉音は群臣のうえにこう
宣
(
せん
)
した。朝に侍す百官は粛として
咳声
(
がいせい
)
もない。
綸言
(
りんげん
)
豈
(
あに
)
疑義
(
ぎぎ
)
あらんやと人はみな
耀
(
かがや
)
く目を以て答え、血のさしのぼる面をもって決意をあらわしていた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
咳声(がいせい)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
しはぶき
(逆引き)
反響
(
ひゞき
)
のみは我が耳に堕ち来れど
咳声
(
しはぶき
)
一つ聞えず、玄関にまはりて復頼むといへば、
先刻
(
さき
)
見たる憎気な怜悧
小僧
(
こばうず
)
の一寸顔出して、庫裡へ行けと教へたるに、と
独語
(
つぶや
)
きて早くも障子ぴしやり。
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
咳声(しはぶき)の例文をもっと
(1作品)
見る
しわぶ
(逆引き)
しかし
扈従
(
こじゅう
)
の面々は、光秀のそうした胸のうちよりは、光秀が時折に
咳声
(
しわぶ
)
く
容子
(
ようす
)
を見て、より以上な心配を寄せ
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
咳声(しわぶ)の例文をもっと
(1作品)
見る
咳
漢検準1級
部首:⼝
9画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“咳”で始まる語句
咳
咳払
咳嗽
咳入
咳拂
咳枯
咳唾
咳嗄
咳一咳
咳込
“咳声”のふりがなが多い著者
吉川英治
幸田露伴
寺田寅彦