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咳唾
ふりがな文庫
“咳唾”の読み方と例文
読み方
割合
がいだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がいだ
(逆引き)
蕪村の天材は
咳唾
(
がいだ
)
尽く
珠
(
たま
)
を成したるか、蕪村は一種の潔癖ありて苟も心に満たざる句はこれを口にせざりしか、そもそも悪句は埋没して佳句のみ残りたるか。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
開けば、声は
章
(
ふみ
)
をなし、
咳唾
(
がいだ
)
は珠を成すなどと、みな云っています。恐れながら、その衆評はみな暗に兄君たるあなたの才徳を
晦
(
くろ
)
うするものではありませんか
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古人は
咳唾
(
がいだ
)
珠
(
たま
)
を成すということをいいましたが、一茶のは咳唾どころじゃありません、呼吸がみな
発句
(
ほっく
)
になっているのです、怒れば怒ったものが発句であり
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
咳唾(がいだ)の例文をもっと
(5作品)
見る
“咳唾”の意味
《名詞》
咳と唾。
目上の人の言葉に対する尊敬語。
(出典:Wiktionary)
咳
漢検準1級
部首:⼝
9画
唾
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
“咳”で始まる語句
咳
咳払
咳嗽
咳声
咳入
咳拂
咳枯
咳嗄
咳一咳
咳込
“咳唾”のふりがなが多い著者
野村あらえびす
正岡子規
中里介山
吉川英治
野村胡堂