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咳込
ふりがな文庫
“咳込”の読み方と例文
読み方
割合
せきこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せきこ
(逆引き)
父は長い間、
痰
(
たん
)
を煩つてゐた。小男で
痩
(
や
)
せた父が
咳込
(
せきこ
)
んで来ると、少し前かがみになつて、何だかお
腹
(
なか
)
の皮でも
捩
(
よぢ
)
れるやうに咳込むのがいかにも苦しさうであつた。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
と同時におきみは急に
咳込
(
せきこ
)
み、苦しさうに首を振つた。と、その口から、パツと眞赤なものがほとばしり出た。それは
顎
(
あご
)
から胸へさつと掛つた。——おきみはつひに
喀血
(
かくけつ
)
したのである。
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
呟いて、
一頻
(
ひとしき
)
り
咳込
(
せきこ
)
む。
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
咳込(せきこ)の例文をもっと
(3作品)
見る
咳
漢検準1級
部首:⼝
9画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“咳”で始まる語句
咳
咳払
咳嗽
咳声
咳入
咳拂
咳枯
咳唾
咳嗄
咳一咳
“咳込”のふりがなが多い著者
下村千秋
斎藤茂吉
吉川英治