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咳入
ふりがな文庫
“咳入”の読み方と例文
読み方
割合
せきい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せきい
(逆引き)
も近づけませんでしたの。ここで本ばかり読んでいましたの。冬の夜なんか
咳入
(
せきい
)
る声が私たちの方へも聞こえて、本当に
可哀相
(
かわいそう
)
でしたわ。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
だが
梯子段
(
はしごだん
)
を
下
(
お
)
りるには下りたが、登るのはよほどの苦痛で
咳入
(
せきい
)
り、それから横になって間もなく他界の人となってしまった。
松井須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
何用かと振向くと、後なる
古直衣
(
ふるのうし
)
の老武士は、手綱を抑えたまま鞍つぼへ
屈
(
かが
)
みこんでいる。——ごほん、ごほん、と体じゅうを揉んで
咳入
(
せきい
)
っているのである。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
咳入(せきい)の例文をもっと
(15作品)
見る
咳
漢検準1級
部首:⼝
9画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“咳”で始まる語句
咳
咳払
咳嗽
咳声
咳拂
咳枯
咳唾
咳嗄
咳一咳
咳込
“咳入”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
相馬泰三
島木健作
高浜虚子
山村暮鳥
徳田秋声
江戸川乱歩
吉川英治
長谷川時雨
夢野久作