“しわぶき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
68.1%
咳声26.4%
謦咳2.8%
欬嗽1.4%
飛沫1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土間一杯の観客けんぶつも、恐らく左馬之助と同じ心持でしょう、怪奇な蛇の芸が進むにつれて、最早しわぶき一つする者も無かったのです。
咳声しわぶきの隣はちかき縁づたい」に「添えばそうほどこくめんな顔」は非同時性アシンクローネモンタージュであり、カメラの回転追跡(Nachpanoramieren)である。
映画芸術 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
メエルハイムは謦咳しわぶきして語りいでぬ。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その壁代に張りついたように坐って居る女、先から欬嗽しわぶき一つせぬ静けさである。貴族の家の郎女は、一日もの言わずとも、寂しいとも思わぬ習慣がついて居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
飛沫しわぶきせしむることに尽きるわさ
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)