“せきばらひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
咳拂50.0%
25.0%
咳払12.5%
謦咳12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものべたくなつたときには、何時いつ躊躇ちうちよしながら咳拂せきばらひして、さうして下女げぢよに、ちやでもみたいものだとか、めしにしたいものだとかふのがつねである、其故それゆゑ會計係くわいけいがゝりむかつても
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
せきばらひ
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
主人の咳払せきばらひをしてたんを吐いて小便をする音が聞える。八はその音を聞くと、自分も小便がしたくなつた。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
近処の家で、雨戸をがらがらと繰り明ける音がして、続いて咳払せきばらひの声がした。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
(と謦咳せきばらひ一つして讀み上ぐるやう。)「フレデリツク、シイズ、パアル、ラ、グラアス、ド、ヂヨオ、ロア、ド、ダンマルク、デ、ワンダル、デ、ゴオト。」さてはそこは「ワンダル」なるか。