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咳声
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せき
ふりがな文庫
“
咳声
(
せき
)” の例文
平常は病を
宥
(
いた
)
わられて、季節変り、朝夕の寒暑にも、立ちどころに
咳声
(
せき
)
を増し、よく熱など出す弱体が、この炎暑に、粗食をつづけ、兵や軍馬と共に歩み
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
真っ黒な煙を、
天飇
(
てんぴょう
)
から、たたきつけてくる。十八公麿は、車の中で、しきりと、
咳声
(
せき
)
をして苦しがっていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
広い大宴席に
咳声
(
せき
)
ひとつ聞えなかった。気をのまれた形でもあろう。董卓は、俺に反対する者などあるわけもない——といったように、自信のみちた眼で眺めまわした。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
咳
漢検準1級
部首:⼝
9画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“咳”で始まる語句
咳
咳払
咳嗽
咳入
咳拂
咳枯
咳唾
咳嗄
咳一咳
咳込