“縫箔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬいはく44.4%
ぬひはく33.3%
ふいはく11.1%
ヌヒハク11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おまえはフランネルの服とあさの服と、レースのボンネットに、白い毛糸のくつ下と、それから白い縫箔ぬいはくのあるカシミアの外とうを着ていた。
集まつたのは近所の衆と、昔染吉の先代が使つた縫箔ぬひはくの職人だけ。耳の遠い婆さんと染吉とたつた二人の世帶は、主人が死ぬと火の消えた淋しさです。
「どうしてびんぼう人がやわらかなレースや、縫箔ふいはくを赤んぼうに着せることができたか」これがもう一つたびたびくり返される質問しつもんであった。
其又下は前に申したワクであつて、立派な縫箔ヌヒハクをした泥障アホリをつけた、胴の高さ六尺余の太鼓を斜に柱にもたせかけ、膝頭までの揃ひの筒袖を着た男が、かはる/″\登つて
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)