“真言”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞言
読み方割合
しんごん96.4%
ことば3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この一山には、三千の僧衆がこもって、真言しんごんを修め、経典を読んではいるが、堂塔も、碩学せきがくも、社会にとっては、縁なき石に等しい。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うかれ男 (故更に厳粛の貌を装ひ)や、それこそは邪法の内秘、吉利支丹きりしたん宗門の真言しんごん軽々かろがろしうは教へられぬ。したが白萩よく聞きや。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
仏教特に真言密教では、非常にこの呪を尊重していますが、いったい真言宗という宗旨は、法身ほとけ真言ことばに基礎をおいているので、日本の密教のことを、真言宗というのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)