“吉利支丹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
キリシタン78.6%
きりしたん21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただし、室町末期に国語に入った西洋語(主として吉利支丹キリシタン宗門の名目)にはパ行を語頭にも用いたらしい。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
従来は少しく思うところあって、正雪、丸橋、吉利支丹キリシタンの徒、郷のおさだの里の長だの、いろいろの者を
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
うかれ男 (故更に厳粛の貌を装ひ)や、それこそは邪法の内秘、吉利支丹きりしたん宗門の真言しんごん軽々かろがろしうは教へられぬ。したが白萩よく聞きや。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
天文てんもん十八年西班牙スペイン僧ザビエル、この者が日本へ渡来して、吉利支丹きりしたん宗教を拡めようとした。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)