“キリシタン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:きりしたん
語句割合
切支丹81.5%
吉利支丹16.9%
切利支丹1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔でいうと、儒者じゅしゃの家へ切支丹キリシタンにおいを持ち込むように、私の持って帰るものは父とも母とも調和しなかった。無論私はそれを隠していた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
従来は少しく思うところあって、正雪、丸橋、吉利支丹キリシタンの徒、郷のおさだの里の長だの、いろいろの者を
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
中には、その種本たねぼんにした、切利支丹キリシタン宗徒の手になつた、ほんものの原文を蔵してゐると感違ひをし、五百円の手附金を送つて、買入れ方を申込んだ人があつた。気毒きのどくでもあつたが可笑をかしくもあつた。
風変りな作品に就いて (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)