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偶中
ふりがな文庫
“偶中”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぐうちゅう
60.0%
まぐれあた
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐうちゅう
(逆引き)
幸いお延がお秀の後を
追
(
おっ
)
かけて出た事は、下女にも解っていた。偶発の言訳が
偶中
(
ぐうちゅう
)
の
功
(
こう
)
を奏した時、津田は再度の胸を
撫
(
な
)
で
下
(
おろ
)
した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
景隆支うる
能
(
あた
)
わずして
遁
(
のが
)
れ、諸軍も亦
粮
(
かて
)
を
棄
(
す
)
てゝ
奔
(
はし
)
る。燕の諸将
是
(
ここ
)
に於て
頓首
(
とんしゅ
)
して王の神算及ぶ
可
(
べ
)
からずと賀す。王
曰
(
いわ
)
く、
偶中
(
ぐうちゅう
)
のみ、諸君の言えるところは皆万全の策なりしなりと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
偶中(ぐうちゅう)の例文をもっと
(3作品)
見る
まぐれあた
(逆引き)
斯
(
こ
)
う云いながら、巡査は無闇に松明を
振廻
(
ふりまわ
)
すと、火の光は
偶中
(
まぐれあた
)
りに岩蔭へ落ちて、
燦
(
さん
)
たる
金色
(
こんじき
)
の星の如きものが
暗
(
やみ
)
に
浮
(
うか
)
んだ。が、あれと云う間に又
朦朧
(
もうろう
)
と消えて
了
(
しま
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
夫が間違いです若し谷間田の疑いが当れば夫は
偶中
(
まぐれあた
)
りです論理に叶った
中方
(
あたりかた
)
では在ません
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
偶中(まぐれあた)の例文をもっと
(2作品)
見る
偶
常用漢字
中学
部首:⼈
11画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“偶”で始まる語句
偶
偶々
偶然
偶〻
偶像
偶人
偶合
偶時
偶座
偶数
“偶中”のふりがなが多い著者
黒岩涙香
幸田露伴
夏目漱石
岡本綺堂