トップ
>
ぐうちゅう
ふりがな文庫
“ぐうちゅう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
偶中
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
偶中
(逆引き)
幸いお延がお秀の後を
追
(
おっ
)
かけて出た事は、下女にも解っていた。偶発の言訳が
偶中
(
ぐうちゅう
)
の
功
(
こう
)
を奏した時、津田は再度の胸を
撫
(
な
)
で
下
(
おろ
)
した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
景隆支うる
能
(
あた
)
わずして
遁
(
のが
)
れ、諸軍も亦
粮
(
かて
)
を
棄
(
す
)
てゝ
奔
(
はし
)
る。燕の諸将
是
(
ここ
)
に於て
頓首
(
とんしゅ
)
して王の神算及ぶ
可
(
べ
)
からずと賀す。王
曰
(
いわ
)
く、
偶中
(
ぐうちゅう
)
のみ、諸君の言えるところは皆万全の策なりしなりと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
併し彼様な
偶中
(
ぐうちゅう
)
は有り中の事で畢竟気に掛ける余が神経の落ち着いて居ぬ為である、夫は兎も角も此の男が斯うも秀子の事を悪く言うは許婚も同様な余の身として甚だ聞き捨て難い所がある、此奴め
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
ぐうちゅう(偶中)の例文をもっと
(3作品)
見る
検索の候補
まぐれあた