“偶人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にんぎょう40.0%
にんぎやう20.0%
にんぎよう20.0%
ひとがた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云って声をかけると、死んだようになっていた老人は、機械ばね仕掛の偶人にんぎょうのようにぴょこんと跳び起きるなり、犬か何かの走るように逃げだした。
虎杖採り (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
されど僧の叫ぶこと愈〻大なれば、偶人にんぎやうの跳ること愈〻忙しく、群衆は舊に依りて傀儡師に面し談義僧にそむけり。
小尼公は偶人にんぎよういれたる箱取り出でゝ、中なる穉き耶蘇の像、またあまたの白衣きたる尼の像を示し給ふ。さて尼の人形を二列に立てて、日ごとにかく歩ませて供養のにはに連れゆくとのたまひぬ。
針、紡錘つむを棄てゝ卜者となりし幸なき女等を見よ、彼等は草と偶人ひとがたをもてその妖術を行へり 一二一—一二三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)