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最奥
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さいおう
ふりがな文庫
“
最奥
(
さいおう
)” の例文
この悲哀は
華
(
はな
)
やかな青春の悲哀でもなく、単に男女の恋の上の悲哀でもなく、人生の
最奥
(
さいおう
)
に
秘
(
ひそ
)
んでいるある大きな悲哀だ。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
悟浄は、この庵室に
一
(
ひと
)
月ばかり滞在した。その間、
渠
(
かれ
)
も彼らとともに自然詩人となって宇宙の調和を
讃
(
たた
)
え、その
最奥
(
さいおう
)
の生命に同化することを願うた。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
仏祖の行履の
最奥
(
さいおう
)
の意味は、固定せる概念によって伝えられずに、生きた人格の力として伝えられている。人は知識として受け得ないものを、直接に人格をもって
承当
(
じょうとう
)
して来たのである。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
自然の
最奥
(
さいおう
)
に秘める暗黒なる力に対する
厭世
(
えんせい
)
の情は今彼の胸を
簇々
(
むらむら
)
として襲った。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
“最奥”の意味
《名詞》
一番奥深くにある場所。
(出典:Wiktionary)
最
常用漢字
小4
部首:⽈
12画
奥
常用漢字
中学
部首:⼤
12画
“最”で始まる語句
最早
最
最初
最中
最後
最期
最前
最寄
最上
最近