“最上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もがみ79.3%
さいじやう6.9%
さいじょう3.4%
さいじよう3.4%
もっとも3.4%
モガミ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鹿角かづの郡のユルギがあり、福島県では石城いわき郡のイルギ、最上もがみ会津あいづ相州そうしゅう浦賀等のユルギのほかに、飛んで隠岐おき五箇浦ごかのうらのエリリがある。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
さいはひにもネープルスちゆうで「富貴ふうきなる日本人につぽんじん。」と盛名せいめい隆々りう/\たる濱島武文はまじまたけぶみ特別とくべつなる盡力じんりよくがあつたので、吾等われらつひこの最上さいじやう船室キヤビン占領せんりやうすることになつた。
大尉を驚かせたのは、米艦隊の最上さいじょうの空に、まもがみのように端然たんぜん游泳ゆうえいをつづけていたメーコン号が、一団の火焔となって、焼け墜ちてゆくのを発見したことだった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それゆゑ數秒間すうびようかん廣場ひろばられる見込みこみがあらば、もつと機敏きびんにさうするほう個人こじんとして最上さいじようさくたるに相違そういない。唯一たゞひとこゝ考慮こうりよすべきは用心ようじんかんする問題もんだいである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
時に、継母ままおやの取った手段は、極めて平凡な、しかも最上もっとも常識的なものであった。
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
古くから聞えて居る最上モガミの高湯と、山は隔てて居るが、岩代の国の信夫シノブの高湯と、それに此白布と、五里ほどの間に、三つの高湯がある。
山の湯雑記 (新字新仮名) / 折口信夫(著)