“仕合者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しあはせもの50.0%
しあわせもの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禍福はあざなえる繩の如く、世は塞翁(さいをう)が馬、平家の武士も數多きに、時頼こそは中々に嫉(ねたま)しき程の仕合者(しあはせもの)ぞ
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
我輩今日の民情を察するに、世間一般の人は彼の罪人を目して唯稀有(けう)の仕合者(しあはせもの)と云ふことならんと信ず。
帝室論 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
蘭堂という筆名は甚(はなは)だ不意気(ぶいき)だけれど、彼はまだ三十歳の青年作家で、作家仲間でも評判の美丈夫(びじょうぶ)であったから、この種の誘惑には度々(たびたび)出会っている仕合者(しあわせもの)だ。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「幸田という人は仕合者(しあわせもの)だね」と云って、当時の文学者としては相応な酬いを受けていた露伴氏の事を、羨(うらや)んで話した事があったが、それほど貧しく暮さなければならない境涯で
北村透谷の短き一生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)