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しあはせもの
ふりがな文庫
“しあはせもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
幸福者
66.7%
仕合者
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸福者
(逆引き)
病のある身ほど、人の情の
真
(
まこと
)
と
偽
(
いつはり
)
とを烈しく感ずるものは無い。心にも無いことを言つて慰めて呉れる
健康
(
たつしや
)
な
幸福者
(
しあはせもの
)
の多い中に、斯ういふ人々ばかりで
取囲
(
とりま
)
かれる蓮太郎の
嬉
(
うれ
)
しさ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
坊様も嬢様も無類の犬煩悩で入らつしやるから、爰の邸へ引取られてからは俺も飛んだ
幸福者
(
しあはせもの
)
で、今年で八年、
終
(
つひ
)
に一度
餓
(
ひも
)
じい目どころか、
両
(
りやう
)
に
四升
(
しゝよう
)
の鬼の牙のやうなお米を頂戴してゐた。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
しあはせもの(幸福者)の例文をもっと
(6作品)
見る
仕合者
(逆引き)
偶娼
(
あひかた
)
にせしが
惚合
(
やみづき
)
にて二度が三度と深くなり互ひに思ひ思はれて
割
(
わり
)
なき中とは成りにけり偖此伊勢屋五兵衞と云ふは
例
(
ためし
)
なき
吝嗇
(
りんしよく
)
者にて
不斷
(
ふだん
)
の
口癖
(
くちぐせ
)
にて我程
仕合者
(
しあはせもの
)
は有るまじ世の中に子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
然
(
さ
)
れば小松殿も時頼を
末
(
すゑ
)
頼母
(
たのも
)
しきものに思ひ、行末には御子維盛卿の
附人
(
つきびと
)
になさばやと常々目を懸けられ、左衞門が
伺候
(
しこう
)
の折々に『茂頼、
其方
(
そち
)
は善き
悴
(
せがれ
)
を持ちて
仕合者
(
しあはせもの
)
ぞ』
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
しあはせもの(仕合者)の例文をもっと
(3作品)
見る
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