“附人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つけびと50.0%
つきびと42.9%
つきひと7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
林右衛門は、家老と云っても、実は本家の板倉式部いたくらしきぶから、附人つけびととして来ているので、修理も彼には、日頃から一目いちもく置いていた。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その帰りには佐倉、成田の方面へ廻るということで、いま目黒の不動様に厄介になっている米友が、その附人つきびとの一人に選ばれたという次第です。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
貫一はつと踏出して始の如く足疾あしばやに過行けり。宮は附人つきひとに面をそむけて、くちびるみつつ歩めり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)