トップ
>
附人
>
つきびと
ふりがな文庫
“
附人
(
つきびと
)” の例文
その帰りには佐倉、成田の方面へ廻るということで、いま目黒の不動様に厄介になっている米友が、その
附人
(
つきびと
)
の一人に選ばれたという次第です。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
新画の高い今時、そんな
勿体
(
もつたい
)
ない事があるものかと、鉄斎が
外出
(
そとで
)
をする時には、途中が危いからと言つて、
屹度
(
きつと
)
附人
(
つきびと
)
を一人当てがふ事にしてゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「阿弥陀ヶ峰、また、三条河原などで、後醍醐のお
附人
(
つきびと
)
らを、処刑いたしたことを仰っしゃるので?」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
然
(
さ
)
れば小松殿も時頼を
末
(
すゑ
)
頼母
(
たのも
)
しきものに思ひ、行末には御子維盛卿の
附人
(
つきびと
)
になさばやと常々目を懸けられ、左衞門が
伺候
(
しこう
)
の折々に『茂頼、
其方
(
そち
)
は善き
悴
(
せがれ
)
を持ちて
仕合者
(
しあはせもの
)
ぞ』
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
二人は、こうして若い同士に、清興と、冒険とを兼ねて、いい心持いっぱいで打たせて行きましたけれど、ここに気の毒千万なのは三騎のお
附人
(
つきびと
)
です。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
それであるのに誰も
附人
(
つきびと
)
なしに、一人で雨の中を笠も
被
(
かぶ
)
らないで大人の下駄を穿いてそこへ
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“附人”で始まる語句
附人輩