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不斷
然しながら
若い
衆と
稱する
青年の一
部は
勘次の
家に
不斷の
注目を
怠らない。
其れはおつぎの
姿を
忘れ
去ることが
出來ないからである。
大𢌞りには
成るけれど、
呉服橋を
越した
近い
處に、バラツクに
住んで
居る
人だから、
不斷の
落着家さんだし、
悠然として、やがて
來よう。
私やお
前のやうなおつと來いならば
事は
無いけれど、
不斷つゝしんでお
出遊ばすだけ
身にしみる
事も
深からう