“不断”のいろいろな読み方と例文
旧字:不斷
読み方割合
ふだん92.9%
たえず4.8%
ただ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「アア、それなれば、粗末な不断ふだんにはきますのが見えないのでございます。それと、ショールと小さい網の手提てさげがなくなっております」
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
かように、世の中には妖怪に贋物ばかり流行している原因をたずぬるに、全く人の奇情と迷心との二つが製造場となりて、不断たえず種々の妖怪を造り出す故であります。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
不断ただでさえ日の眼に当ることなしに不断にじめじめと陰険な渋面をつくって猜疑さいぎの眼ばかりを据えているあの憎たらしい坂道は、どんなにか滑り易い面上に
ゼーロン (新字新仮名) / 牧野信一(著)