“大𢌞”の読み方と例文
読み方割合
おほまは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大𢌞おほまはりにはるけれど、呉服橋ごふくばししたちかところに、バラツクにんでひとだから、不斷ふだん落着家おちつきやさんだし、悠然いうぜんとして、やがてよう。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うはさらなかつた隧道トンネルこれだとすると、おとひゞいた笹子さゝご可恐おそろしい。一層いつそ中仙道なかせんだう中央線ちうあうせんで、名古屋なごや大𢌞おほまはりをしようかとおもつたくらゐ。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
が、とほされた部屋へやは、すぐ突當つきあたりがかべで、其處そこからりる裏階子うらばしごくちえない。で、湯殿ゆどのへは大𢌞おほまはりしないとかれぬ。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)