“名古屋”の読み方と例文
読み方割合
なごや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は峠のおかしら名古屋なごやまで見送られ、それから汽車で上京しました。当時はまだ東京駅もなく、新橋の旧停車場が東海道線の入口でした。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
うはさらなかつた隧道トンネルこれだとすると、おとひゞいた笹子さゝご可恐おそろしい。一層いつそ中仙道なかせんだう中央線ちうあうせんで、名古屋なごや大𢌞おほまはりをしようかとおもつたくらゐ。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
私を育ててくれた乳母うば名古屋なごやに居まして、私が子供の内に銀杏ぎんなんすきで仕様がないものだから、東京へ来ても、わざわざ心にかけて贈ってくれる。
薄どろどろ (新字新仮名) / 尾上梅幸(著)