“名古屋山三”の読み方と例文
読み方割合
なごやさんざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ホ、ホ、ホ、ホ、そういうたとて、名古屋山三なごやさんざや政宗どの程な晴れ着でもない、ただあかがついていぬというだけのもの、さあ世話をやかせずに袖を通してみなされ
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
美的修飾は贅沢のいいに非ず、破袴弊衣はこへいいも配合と調和によりては縮緬よりも友禅ゆうぜんよりも美なる事あり。名古屋山三なごやさんざ濡燕ぬれつばめの縫ひは美にして伊左衛門の紙衣かみこは美ならずとはいひ難し。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
名古屋山三なごやさんざは一の槍
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)