“不意気”のいろいろな読み方と例文
旧字:不意氣
読み方割合
ぶいき90.9%
ふいき9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ね、太夫、わたしには、まだそなたのこころが、しっくりと判らない気がしてなりません。引く手あまたの人気役者が、こんな不意気ぶいきな女なぞを
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
蘭堂という筆名ははなは不意気ぶいきだけれど、彼はまだ三十歳の青年作家で、作家仲間でも評判の美丈夫びじょうぶであったから、この種の誘惑には度々たびたび出会っている仕合者しあわせものだ。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
幹助は熊の子のように不意気ふいき醜男ぶおとこだから、口ではお艶を大嫌いで仕様が無いように言って居るが