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仕合者
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しあわせもの
ふりがな文庫
“
仕合者
(
しあわせもの
)” の例文
蘭堂という筆名は
甚
(
はなは
)
だ
不意気
(
ぶいき
)
だけれど、彼はまだ三十歳の青年作家で、作家仲間でも評判の
美丈夫
(
びじょうぶ
)
であったから、この種の誘惑には
度々
(
たびたび
)
出会っている
仕合者
(
しあわせもの
)
だ。
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「幸田という人は
仕合者
(
しあわせもの
)
だね」と云って、当時の文学者としては相応な酬いを受けていた露伴氏の事を、
羨
(
うらや
)
んで話した事があったが、それほど貧しく暮さなければならない境涯で
北村透谷の短き一生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そして、その男こそ、妙子の未来の夫たる
仕合者
(
しあわせもの
)
だと信じていたに相違ない。それ程、その男は妙子の心を奪っていた。若しそこに特別の事情がなかったなら、妙子は必ず彼のもとに走ったであろう。
恐ろしき錯誤
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“仕合”で始まる語句
仕合
仕合場
仕合好
仕合故
仕合谷
仕合せな夢