“塞内”の読み方と例文
読み方割合
さいない100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここから崩れ散った敵は鳶ヶ巣へ逃げて、そこの防塁にった。しかし時すでに防壁の一部から寄手よせての別働隊が塞内さいないに混み入っていた。乱軍のなかにのどもつぶれるばかり叫んでいる声が聞える。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)