“怯勇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうゆう66.7%
けふゆう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくさに立つ運命はひとつである。ここに立つからには、死は、怯勇きょうゆう無差別に向ってくる。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、耳のある将は、螺声らせいを聞いて、その兵の怯勇きょうゆうを知るといわれている。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又どの位の悪人たるを承知なるかと、あにたゞ善悪のみならん、怯勇けふゆう剛弱高下の分、皆此反問中に入るを得べし、平かなるときは天落ち地欠くるとも驚かじと思へども
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)