“勇怯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうきよ33.3%
ゆうきょう33.3%
ゆうきよう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕吏搜索さうさくして樓下に至る。南洲乃ちげきを觀るに託して、舟をりてげ去れり。此れ皆勇怯ゆうきよほろぼ勝負しようぶを忘るゝものなり。
この訊問がほとんど士卒の勇怯ゆうきょうを試みると同じ事になったのは、人の弱点の然らしむるところで、実にむことを得ない。射撃したと答えたものが二十九人ある。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
人の世はみつあしたより花の昼、月のゆふべにもそのおもひほかはあらざれど、勇怯ゆうきようは死地にりて始てあきらかなる年の関を、物の数ともざらんほどを目にも見よとや、空臑からすねゑひを踏み、鉄鞭てつべん
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)