“泯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほろ71.4%
ほろぼ14.3%
みだ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔は天狗が人をさらって来ては掛けたので、この名があると云うているが、恐らく空葬の習俗がほろびた後に天狗に附会したものであろう。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
幕吏搜索さうさくして樓下に至る。南洲乃ちげきを觀るに託して、舟をりてげ去れり。此れ皆勇怯ゆうきよほろぼ勝負しようぶを忘るゝものなり。
つ夫れ兇器の横威、人倫をみだし、天地をくらうする事久し。ことに欧洲に於て然りとなす。甘妙なる宗教の光明も暗憺たる黒雲に蔽はれて、天魔幕上に哄笑するかとぞ思はる。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)