“泯然”の読み方と例文
読み方割合
びんぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中にはまた、堅い信仰を持ツて泯然びんぜんとして解脱げだつした宗教家もあツたらうし、不靈な犬ツころの如く生活力が盡きてポツクリ斃れた乞食もあツたらう。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
世に在る正学先生の如くにして、あに後無く祠無くして泯然びんぜんとして滅せんや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)