“びんぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
憫然52.8%
愍然41.7%
泯然5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
往復ハガキで下らない質問の回答を種々の形の瓢箪ひょうたん先生がたに求める雑誌屋の先祖のようなものに、千成瓢箪殿下が成下るところがいささ憫然びんぜんだ。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
たすたき一心に理も非もなく只々一生懸命に申立けるにぞ越州殿ゑつしうどのには何樣なにさま愍然びんぜんとは思はるれども故意わざと聲をはげまされて成程親の爲に一命を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
世に在る正学先生の如くにして、あに後無く祠無くして泯然びんぜんとして滅せんや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)