“ゆうきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勇侠25.0%
遊興25.0%
勇怯12.5%
幽境12.5%
游侠12.5%
遊侠12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美徳にせよ悪徳にせよ、すてきな勇侠ゆうきょうにせよ卑猥ひわいな下劣にせよ、調子のよい脚韻と響きのよい言葉とで飾られる時には、彼らはどんな物でも丸飲みにした。あらゆるものが対句ついくの材料となった。
およそ中津にて酒宴しゅえん遊興ゆうきょうさかんなる、古来特にこの時を以てさいとす。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
この訊問がほとんど士卒の勇怯ゆうきょうを試みると同じ事になったのは、人の弱点の然らしむるところで、実にむことを得ない。射撃したと答えたものが二十九人ある。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
高坂は何となく、物語の中なる人を、幽境ゆうきょう仙家せんかに導く牧童ぼくどうなどに逢う思いがしたので、ことばおのずから慇懃いんぎん
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
べん游侠ゆうきょうの徒、仲由ちゅうゆうあざなは子路という者が、近頃ちかごろ賢者けんじゃうわさも高い学匠がくしょう陬人すうひと孔丘こうきゅうはずかしめてくれようものと思い立った。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
いまでは酒もあまり飲まないし、遊侠ゆうきょうの群とのつきあいもせず、くそまじめなくらい堅くかせいでいた。