-
トップ
>
-
学匠
読み方 | 割合 |
がくしやう | 66.7% |
がくしょう | 33.3% |
その時いづくよりとも知らず、
緋の
袍をまとうた
学匠が、
忽然と姿を
現いて、やさしげに問ひかけたは
新撰字鏡といふ
字書は、本朝の
僧昌住といひし人、今より九百四十年あまりのむかし
寛平昌泰の
年間作りたる文字の吟味をしたる
書也。むかしより世の
学匠たち
伝へ
写して
重宝せられき。
魯の
卞の
游侠の徒、
仲由、
字は子路という者が、
近頃賢者の
噂も高い
学匠・
陬人孔丘を
辱しめてくれようものと思い立った。